COLUMN

庭でイチゴ摘み

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5月といえば、ベリー(苺)の季節。
野山では、キイチゴやクサイチゴが実をつけ始め、
露地栽培なら、ふつうのイチゴも、この時期に赤く色づきます。

お店で買うイチゴは、ハウス栽培が中心になり、
いまでは冬から春が、イチゴの旬のように思われていますが、
自然のサイクルでは、さわやかな初夏が旬。
新緑の美しい季節に、甘くてかわいい実をつけるのです。

野山に出て、散歩をしながら野イチゴを探すのは、
山菜採りのように、ワクワクするもの。
けれど、わざわざ遠くへ出かけなくても、
庭にベリーを植えておくと、ちょっとしたイチゴ摘みが楽しめます。

イチゴを摘むことを楽しむなら、
ワイルドストロベリーがおすすめ。
見た目は、ふつうのイチゴそっくりですが、
大きさは、小指の先ほどしかありません。

朝、庭に出たついでに、緑の葉っぱの茂みの中を探して、
きらきらした宝石のような粒を集めていると、
まるで、子どものときにかえって、
宝探しをしているような気分になります。

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ワイルドストロベリーの実は、
甘くてちょっと苦味があり、強い野生の香りがします。

あまりにも小さいので、一粒では食べた気がしませんが、
ヨーグルトやアイスクリームのトッピングにすると、
気持ちがとても豊かになります。
"庭で摘んだベリー"というのが、きっとうれしいのでしょうね。

小さな実を冷凍しながら集め、半カップ分くらいたまったら、
パンケーキやマフィンなどの、焼き菓子に混ぜても。
苦労して集めた実なので、焼きあがったときの喜びもひとしお。

お菓子にして焼くと、苦みや種の粒がちょっと気になりますが、
それもまた、"ワイルド"な感じで、いいものです。

葉っぱも可愛い、ワイルドストロベリーは、
ガーデニング植物としても楽しめます。

とはいえ、繁殖力が旺盛なので、
土地に合うと、どんどん増えてしまいます。
植えるなら、鉢植えから始めるのが、おすすめ。
素焼きのポットなど好きな鉢に植えて、イチゴ摘みを楽しんでください。


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