COLUMN

013.冬の楽しみ

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新しい年が始まりました。
大掃除をしてきれいになった家に、お正月飾りをつけ、
カレンダーの最初のページをめくると、
これから、新しい一歩を踏み出していく気がしますね。

親類や友人、家族と、にぎやかにお正月を過ごした人もいれば、
喧騒から離れて、静かに元旦を迎えた人もいるでしょう。
みなさんにとって、どうぞよい年でありますように。

季節を表す暦では、一年でいちばん昼の短い「冬至」が過ぎ、
夜明けが、少しずつ早くなってきました。
早朝のしんと冷えた空気のなか、東の空が明るくなって、
ピンク色やオレンジ色に染まるのを見ると、
今日一日が祝福されているようで、うれしくなります。

冬の寒さは、「小寒」「大寒」と続くこれからが本番。
休日はつい、あたたかな室内で過ごしたくなりますが、
穏やかな冬晴れの日は、外歩きも楽しいものです。

ため池や雑木林の多い香川では、
冬の散歩は、いろんな生き物に出会えるチャンス。
池には、北からやってきた渡り鳥のカモ類がいて、
水面をすべるように移動していく姿が見られます。
空を見上げると、魚を狙う大きな猛禽類、
トビやミサゴが、悠々と飛んでいることも。

雑木林では、木々の葉がすっかり落ちているので
枝から枝へ飛び移る小鳥たちも、よく見えます。
ツーツーピー、ツツピーと可愛らしく鳴く、ヤマガラやシジュウカラ。
白い体に黒い羽、ほのかにピンク色が混じる小鳥は、エナガです。


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枯れ残ったススキの穂が、風に揺れるそばでは、
気の早いタンポポが、花を咲かせています。
黄色い花を見ると、春が来たように思うのはなぜでしょう。
明るい色が、太陽を思わせるからかもしれません。

バケツの水が凍るような寒い朝でも、
太陽が昇ると、空気がどんどん暖まっていき、
日の光のありがたさを感じます。
地球も、その上で生きている私たちも、
太陽なしには存在しえないことを、思い出します。

さっきまでは、身を切るように寒かった冷気も、
いつのまにか、あたたかくなってきました。
太陽の光を浴びて、気持ちよさそうにしている
生き物たちを眺めに、散歩に出かけてみませんか。

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