コラム

雪下出麦

HP雪とスイセン.jpg


季節を表す暦に、二十四節気があります。
立春や夏至といった名前は、ニュースでもよく耳にしますね。
これをさらに細かく分けた、七十二候という暦をご存知でしょうか。

もとは、古代中国でつくられた暦とのこと。
江戸時代に、日本の風土に合わせて少し変えたものが、
いま、使われている「七十二候」だそうですが、
季節の自然現象や、中国の故事にちなんだ名前が並びます。

「大雨時行」(たいう ときどき ふる)や、
「雷乃発声」(かみなり すなわち こえを はっす)といった、
空の様子を表したものもあれば、

「菜虫化蝶」(なむし ちょうとなる)、
「鴻雁来」(こうがん きたる)、
「牡丹華」(ぼたん はなさく)など、
季節ごとに変化する、動植物の様子を表したものもあります。

どの季節のことか、気になりますよね。

「大雨時行」は、大暑の末候で、8月上旬ごろ、
「雷乃発声」は、春分の末候で、4月上旬ごろ、
「菜虫化蝶」は、啓蟄の末候で、3月中旬ごろ、
「鴻雁来」は、寒露の初候で、10月中旬ごろ、
「牡丹華」は、穀雨の末候で、5月初旬ごろになります。

どうでしょうか。
みなさんの、季節の感覚と一致していますか?

HP掲載サザンカ.jpg


72もの季節の事象が暦になっているので、
いまの時期にぴったりだと、感動することもあれば、
香川では違うなあ...、と思うこともあります。
それでも、これほどみごとに季節の変化をとらえた暦はないと、
いつも暦をめくるたびに、感心するのです。

今年のお正月は、大晦日から、冬至の末候で、
「雪下出麦」(ゆき わたりて むぎ のびる)です。
雪の下では、もう麦が青い芽を伸ばしている、というもの。

温暖な香川では、めったに雪はつもりませんが、
うどんが名産の土地だけあって、麦はおなじみの植物。
なるほど、近所の麦畑では、もう小さな麦の芽が出ていました。

冬の厳しい寒さのなか、雪がつもっていても、
その下では、すでに植物が芽吹いているというのは、
春の訪れを感じさせて、心があたたまる気がしますね。

今年は、みなさんは、どんな年にしたいですか。
2018年が、みなさんにとって、
心あたたまる、よい一年でありますように。

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