COLUMN

魅惑のチョコレート

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この冬は、久しぶりの厳しい寒さが続いています。
雪がちらついて、しんしんと冷える日は、
熱いホット・チョコレートでも飲んで、暖まりたいですね。

気温の低い冬は、チョコレートの季節。
お菓子売り場にも、たくさん新製品が出ますが、
バレンタインデー向けの特設売り場に行くと、
宝石のように美しいチョコレートが、並んでいます。

最近は、プレゼント用だけでなく、
自分で食べるために、購入する人も多いのだとか。
この時期にしか買えない、特別なものもあるので、
チョコレート好きなら、ぜひ味わってみたいと思うことでしょう。

チョコレートの原料となるカカオは、中南米の熱帯地方が原産。
写真で見るカカオの木には、枝だけでなく、
幹からも、実がにょきっと出ていて、不思議な光景です。

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カカオ豆は、このカカオの実のなかの種子を取り出し、
1週間ほどかけて発酵させ、天日で乾燥してから、
袋詰めにし、出荷したもの。

そのカカオ豆をチョコレートにするには、さらに、
砕いて、炒って、すりつぶして、いったん脂肪分を取り除き、
砂糖やミルクを加えて、また脂肪分を戻し、
もっと細かくすって、練って、温度を調整して...と、
気の遠くなるほど、たくさんの作業が行われています。

板チョコ1枚にも、これだけの手間がかけられていると思うと、
もっと大切に食べたくなりますね。

考えてみると、身の回りにあるいろんなものも、
見えないところで、たくさんの人の手がかかっています。

家づくりも、そう。
木を刻んで、組んで、立ち上げて...という作業をする大工さん。
壁をつくる左官さん、建具をつくる建具職人さん。
塗装を施す塗装屋さん、屋根を葺く職人さん。
それから、それから...。

木材ひとつにしても、木を柱や板に挽いた人、
その木を山から伐り出した人、運んだ人、
山に苗木を植えた人、育てた人と、
数えきれないほどの人が、関わっているのです。

毎日の暮らしで触れるものが、
そうやって、たくさんの人に手間をかけてもらい、
いまここにあるのだと思うと、
しみじみとありがたく、心が温まる気がします。

外に出るには寒すぎて、家で過ごす休日には、
甘いチョコレートでも食べながら、
そんなことにも、思いをはせてみませんか。


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