COLUMN

お正月と松

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新しい年が、始まりましたね。
お正月は、どのように過ごされたでしょうか。
昨日も、今日も、同じ一日なのに、
元旦はやはり、とくべつな日のように感じます。

登ってくる太陽も、
しんと冷えた空気や、凍えそうな木々も、
すべてが、光り輝いているように見えます。

未来への希望が、きっと、
新しい年を祝う、気持ちを起こさせ、
いろんなものを、美しく見せるのでしょう。

お正月期間のことを、松の内と呼びます。
日本のお正月に、松はつきもの。
生け花や、神棚に供える榊にも、
松を挿しているのを、見かけます。

以前はわが家でも、玄関前に、
小さな手作りの門松を、置いたものでした。

最近は、門松を置く家は、あまり見かけませんが、
栗林公園では、毎年、松竹梅を配した
りっぱな門松を作成し、門の左右に飾っています。

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松は、年中、美しい緑を保ち、風雪にも耐えるせいか、
古くから、神聖な木、長寿を表す木として、
尊ばれてきたそうです。

松(まつ)という言葉は、
神がその木に、天降ることを待つ(まつ)、
という意味から...という説もあるとか。

細くてまっすぐな、針のような葉は、
つややかな緑色で、とてもしなやか。
ちぎってみると、すがすがしい、松葉の香りがします。

新しい年を迎えるにあたって、
この常緑の木の、美しい枝葉を飾るのは、
もっともで、素敵な習わしだと思います。

門松を置くのは、ちょっと大変ですが、
お正月用のリースやスワッグに、
緑の松葉を、加えてみましょう。

秋に剪定したばかりの、庭の松の木からは、
あまり大きな枝は、とれませんが、
少し添えるくらいなら、大丈夫そう。

さわやかな松葉の香りと、
いきいきとした、美しい緑色が、
新しい年を、祝福しているかのようです。


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