COLUMN

寒い日のスープ

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朝晩は、ぐんと冷え込むようになり、
ときどき、北からの風も吹き始めました。
もうすっかり、冬ですね。

寒くなってくると、あつあつの食べ物で、
体をあたためたくなります。

アーノルド・ローベルの子供向けの本、
『ふくろうくん』には、
冬の寒い日に、暖炉の前にすわって、
「おまめの はいった あつい スープ」を飲む、
主人公ふくろうの姿が、描かれています。

なんということもない、日々の出来事も、
ふくろうの想像力にかかると、
びっくりするような、大事件へと変化。

この日も、静かに夕食をとっていたのに、
ふとしたことから、熱いスープが
「こちんこちんの みどりのこおり」になる羽目に。
緑色なら、エンドウ豆のスープでしょうか。

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冬のあたたかな料理といえば、
鍋、シチュー、おでん...。
どれも大きな鍋に、野菜や肉、魚を入れて、
コトコト煮込むものが、多いように思います。

かつては、暖炉や囲炉裏、ストーブなど、
部屋の中で、火を燃やして、
暖をとる生活だったからでしょう。

具の入った鍋を、火にかけておけば、
あとはコトコト、時間が調理してくれます。
煮込むほど、味のしみていく、おでん。
何時間も煮ることで、やわらかくなる肉のシチュー...。

現代のキッチンでは、電気で熱する
IHコンロが主流になりましたが、
冬になると、あたたかな鍋料理を、
恋しく思うことに、変わりはありません。

冷蔵庫で、塩漬けにしていた豚肉で、
肉と野菜たっぷりの、スープをつくりましょう。
塩漬け肉は、煮込むとホロホロと崩れるくらい、
やわらかくなります。

外は凍えるほど、寒い日でも、
あたたかなスープがあると、
心まで、ほっこりあたたまる気がしますね。

大切な友だちや家族と、いっしょに、
あたたかい料理を囲めば、
笑顔あふれる、ひとときが生まれます。


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