日々のこと
食パン実験
soraiの家では天然乾燥木材にこだわっています。
天然乾燥材とは、機械を使わずに乾燥させた木材のこと。
伐採後に葉をつけたまま山で寝かし、
光合成の力で水分を飛ばす「葉枯らし」という方法を用い、
さらに製材後に「桟積み(さんづみ)乾燥」で天日と風に晒して仕上げます。
その工程を経て乾燥させた木材は
時を重ねるほどに増していく味わいと、しなやかで強靭な耐久性を誇ります。
機械で強制的に乾燥した人工乾燥木材に比べて香りもよく、
また防カビ効果などもあると言われています。
というわけで、先日からある実験を始めてみました。
賞味期限間近の食パンをタッパーに入れ、
一体どれだけカビを防ぐことができるのか観察です。
比較するために人工乾燥木材と、何も入れないパンだけのものも用意しました。
実験開始は7月7日。
市販の食パンを1/2に切ったものを木片といっしょに入れています。
1週間後の7月14日。
木材なしのタッパーの食パンにはちいさなカビを発見!
そしてさらに1週間経った昨日の写真がこちら...。
うわーーーー!!
木材の入っていない食パンがイッキに緑色!!
そして、よく見ると真ん中の人工乾燥杉の食パンにも
うっすら白いカビの胞子が...。
予想はしていたとはいえ、こうはっきりと結果が出るとは...。
というわけで、ここからは天然乾燥木材の独走態勢となりました。
あと何日間持ちこたえることができるのか、
引き続き観察を続けていきたいと思います。